- 2023.07.02
NPO法人について
令和4年度総会結果について(お知らせ)- 2022.10.15
輪中会議とシンポジウム
2022/10/15 第15回「輪中会議」を開催しました- 2022.07.03
NPO法人について
令和3年度総会 全議案承認で終了- 2021.12.03
ア!安全・快適街づくりニュース(年刊誌)
2021.09 vol.27- 2021.04.24
輪中会議とシンポジウム
2021/5/9に Web「輪中会議 2021」を開催しました
NPO法人について
「NPOア!」の活動理念を紹介します
特定非営利活動法人「ア!安全・快適街づくり」の定款(平成29年に改訂)について、第1章総則にある活動の目的や事業の種類などをわかりやすく紹介します。
『名称』については、1条で「この法人は、特定非営利活動法人「ア!安全・快適街づくり」という。ただし、登記上は、特定非営利活動法人 ア安全快適街づくりと表記する」とあります。
普段は「NPOア!安全・快適街づくり」と書いています。メールなどで省略するときはさらに省略して「NPOア!」と書いたりします。ア!は検索するとき<アあ>と一番上に登場する?から、こんなへんてこな名前になったという説もあります。
『目的』については、3条で「この法人は、東京東部の荒川と江戸川の間の水に囲まれた低地帯(以下「荒川以東の低地帯」という)を、水害から守り、この地域が「安全で、水と緑とやすらぎのある東京一番の街」 (以下「Bank Town」という)になることを願って、「防災もまちづくり」に関する手法の研究、提言、啓発、支援、指導を行うことを目的とする」としています。
「防災“も”まちづくり!」 災害と向き合いつつも、日常の暮らしの豊かさ、人の関係性の豊かさを創造しなくては、将来性のあるまちづくりはできないでしょう。
低地帯ゆえの「浸水」も、いや!水って素晴らしい資源で「親水」もです。
水のもつ脅威は様々な災害から教訓を得ます。そしてさらに水の豊かさの発見も共生もあります。いわば、暮らしを豊かにするすばらしい資源でもあるのです。
最近の“しんすい”は、“水害リスクと賢く共生する親水都市へ“と展開されています。浸水対応型市街地の研究では、人命の安全を確保できる街、浸水対応型市街地を形成する長期的戦略の検討も視野に入れています。
『活動の種類』は、第4条で「この法人は、前条の目的を達成するため、次の種類の特定非営利活動を行う」として(1)(2)が位置付けられています。
(1)まちづくりの推進を図る活動
(2)前号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言、又は援助の活動
一見、大げさに見えますが、日々の活動を形式的に表現すると、こんなところです。
『事業の種類』も第5条で表現しています。第3条の目的を達成するため、特定非営利活動に係る事業として、次の事業を行う」として7項目をあげています
(1)「防災もまちづくり」に関する資料収集及び行政が行う広報活動の支援 (2)Bank Town建設手法の検討 (3)Bank Townに関する情報の収集及び地域住民への提供 (4)上記に対する住民の意見集約 (5)Bank Townの建設手法の提言 (6)Bank Town建設事業の建設促進等の要望(7)事業の専門的事項に関する研究及び講習、勉強会の開催
地域が「安全で、水と緑とやすらぎのある東京一番の街」となっていくには、総合性が求められます。“も“にも深い意味があります。防災“だけ”のまちづくりではなく、防災“も“含めた総合的な視点で取り組むまちづくりです。一口で表現すると簡単ですが、実はかなり根気のいることです。
豊かな暮らし+親水まちづくり+高齢社会対応+防災×いろいろ
キーワードは、
- 総合性 : 地域の課題も合わせて取り組む
- 内発性 : 自分たちで必要と思うからとりくむ
- 自立発展性 : 取り組みの内容が膨らんでいく
- 多様性 : 立場やキャラクター、参加組織、活動内容が多種多様となる
①~④にプラス重要なことは
- 市民先行・行政後追い : 市民の先行的な取り組みを、行政がサポートする
- ~④が順調にあっても、行政の積極的な取り組みがなければ地域はよくならない。
この地域では「輪中会議」のような場があることで、相互の触発、経験や情報の共有の場が生まれ、緩やかな連携ができている。また、輪中会議をペースキャンプ、プラットホームのようにして、さらなる多様な取り組みがはじまる。連携も生まれる。まれにみるいい循環が生まれることになります。
NPOア!は、世代を超えた持続性の創出も大切にしています。
保育園での講演、小学校への出前授業や中学校部活支援など、地域の担い手を育む環境、循環の構築は、欠かせないと思っています。これも、「防災“も”まちづくり」の一環です。小さな子らがいずれ高校生や大学生、社会人になり、町会や、NPO、専門家や研究者になって循環していくことが求められます。そして、 “安全で、水と緑とやすらぎのある東京一番の街“は、世界でもまれないいまちだね♪となっていくことでしょう。
定款は一般論も含めると何条にもなりますが、基本の「き」をここで紹介しました。