活動の年次記録

パークシティ市川見学会

平成15年4月17日

「パークシティ市川」見学会が行われる。40名近くが参加。


パークシティ市川正面玄関前の見学者


 当NPOに主催よる「スーパー堤防街づくり」現場見学会は、40名近くの方々が参加し、4月17日午後、千葉県市川市にある「パークシティ市川」で行われました。

 JR総武線「市川駅」から徒歩10分ほどで現地に着き、関係される方の出迎えを受け、「クラブハウス」に案内され、早速勉強会が始まりました。 石川理事長から「今日の見学会は、私どもが目指す活動に大きな刺激を与えるものと期待しています」との挨拶があり、続いて国土交通省江戸川河川事務所の堀口沿川整備課長から本箇所のスーパー堤防整備事業を行うに至った経緯を説明していただきました。ついで三井不動産(株)の千葉支店寺田さんより、この地に高層住宅3棟を建設し、完売するまでの様々な苦労を話していただきました。

詳細 川づくり・街づくり情報・・・市川パークタウン


 説明の後、質疑応答になりました。
 堤防盛土と建築時期の兼ね合い、根伐り土の堤防盛土への転用や不足土の購入、堤防整備と維持管理にタイする両者の役割分担、周辺地盤の高さの関係、公開空地の境界線と居住者の生活領域線、一個あたりの平均的広さや販売価格など多くの質問が出て、参加者の関心の高さが伺われました。
 その後、市民の憩いの場であるスーパー堤防上へ移動し、そびえ立つ建物と広がる江戸川の川面を交互に見渡しながら周囲を散策しました。
 途中、隣接地の取り合わせが日影への配慮から江戸川の上流側は芝法面で、下流側が土地の有効活用の点から擁壁となっており、又隣り合って建つ上流側の在来マンションと下流側の住宅が下の方に見え、「パークシティ市川」との高さが否応なく目に付きました。
 さらに風が堤防上を吹き抜け、植載樹木が防風林の役目を果たすことにも気づかされました。一周し終わったところで、「クラブハウス」前に集まり、街づくり勉強会の成戸座長から「今回の現場見学会は、スーパー堤防と同時施工した建物とそうでない隣接のマンションや戸建て住宅との比較が出来、大変有意義で参考になりました。」との挨拶がありました。全員で記念撮影後参会し、見学会は無事終了しました。

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