活動の年次記録

河川局長に理事長が要望

平成16年8月22日

国土交通省河川局長に理事長が「スーパー堤防と街づくり」について要望


清治河川局長(右)と石川理事長


 去る8月22日(金)、午前9時50分から30分間にわたり「国土交通省河川局長室」で清治真人局長と石川金治理事長が、荒川左岸の「スーパー堤防と街づくり」について話し合いをしました。
 席上、理事長は

  • (1)スーパー堤防が主に、大規模工場跡地開発や公共施設建設に合わせて造られているが、優先度の高い地域については、河川管理者自らが街づくりを先導し、主体的役割を果たすべきであるのでは。
  • (2)更に、このための手法を研究すべく「モデル調査」を、「荒川下流河川事務所」と(財)リバー・フロント整備センター・東京都関係各局・地元葛飾区および本NPOがメンバーになり実施中である。

と説明しました。

これに対し、清治河川局長は持論を展開し

  • (1)堤防の幅が地域の合意形成により、道路によって区切られ凹凸になるのはやむを得ないが、堤防そのものの安全性と街づくりの兼ね合いから、治水上必要と考える盛土の形状を検証する必要もある。
  • (2)木造密集地域の解消とスーパー堤防築造は、都市局・住宅局・河川局が協力して取り組まなければならない重要課題であると考えている。
  • (3)容積率決定に際し、河川区域(たとえば堤防天端や法面)を都市施設として運用できないか考えたい。
  • (4)都市局、住宅局、河川局が連携し、「緑の回廊構想」(水と緑のネットワーク形成)を実現すべく、来年度に向け提携事業として取り組んでいる。
  • (5)いずれにしても先見性のある首長(例えば、名古屋のと理系各道路を実現させたような)に期待するところが大きいので、首長にもPRされたい。

 最後に、本会の活動に理解を示され、今後の発展に期待を寄せられました。

pagetop
pagetop