活動の年次記録

国土交通省渡邉河川局長を訪問

平成17年11月2日

石川理事長が国土交通省渡邉河川局長を訪問


左 渡邉河川局長、右 石川理事長


 11月2日(水)午前10時30分石川理事長は、この8月国土交通省河川局長に就任された渡邉和足新局長を訪ね、スーパー堤防と街づくりの一体整備について話し合った。

 冒頭局長は、8月に発生したハリケーン「カトリーナ」で大きな被害を受けたニューオーリンズと江東三角地帯との地形や堤防施設の類似点に触れ、河川局はカトリーナの大災害を契機に、我が国3大湾の防潮堤を見直す有識者検討会を立ち上げ現在、鋭意審議中であると話された。

石川理事長は、この検討会で是非スーパー堤防とその周辺のまちづくりとが一体的に整備出来る方策を考えて欲しいと要望した。

 渡邉局長は、要望の趣旨は理解するが、検討会は3大湾の高潮被害に関するもので、東京湾に面した東京低地帯は、干潮水面より低いのでそこに住む人達に、普段からいざというときの避難先を知って頂く為、今年度から東京都を通じ各区へハザードマップ作成をお願いしている。
 又、行政のハード面が、災害に対して完全ではないので住民の自助・自立に期待せざるを得ないと述べられ、更に、9月4日(日)夜、杉並・中野両区を中心に多くの浸水被害が発生した大雨で、工事中の神田川地下調節池第2期に水を取り入れた東京都の判断を高く評価している。機会があったら都の河川部へ伝えて欲しい旨託された。

 最後に、11月18日(金)本NPOが中心となって開催する「葛飾・江戸川区民をかつてない大水害から守るシンポジウム」について関心を寄せられ、成功を心から期待していると激励を受けた。

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