活動の年次記録

水位表示ポール設置

平成17年3月31日

地域が低地帯であることを表示する「水位表示ポール」の設置


今回設置した水位表示ポール
青の表示は満潮時の水位、赤の数字は過去最高水位


 東京東部低地帯は地盤沈下により、大地震で堤防が一箇所でも決壊すると、たちまち、魚やカニの棲む水底になってしまいます。  そこで、当NPOでは、過去の台風で、どの位の高さまで中川の水位が上がったか、又地域の地盤が中川の水位とどの位違うかを住民の方々に知って頂くため、自治体等と協働して地元と話し合いを行いました。

 そして、平成17年3月、「水位表示ポール」を東京都葛飾区西新小岩地区に8箇所設置することが出来ました。  当初、過去の経験から地域が低地帯であると表示すること自体、地元の方から「地価に影響する」と反対されるのではと予想しました。

 しかし、最近の大地震、大津波、台風による水害の頻発が「水位表示ポール」設置に賛成するきっかけとなり、実現しました。

 これにより、地域の方々が、低地帯であることを改めて知り、日頃から防災対策や避難に一層の関心を持ち、常に心の備えを怠らないようにしていただきたいと思います。

 更に今後、この「水位表示ポール」が、西新小岩地区だけでなく低地帯沿川に住む人達の知るところとなり、各地域に同様の水位表示類が設置されるよう望みます。

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