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活動の年次記録
春うららの隅田川河畔見学会の実施結果
平成18年4月13日
春うららの隅田川河畔見学会の実施結果
東京都市サービス㈱での見学 | 隅田川緩傾斜型堤防の見学 |
佃地区にて(背景はリバーシティ21の高層建築物群) | |
見学会の実施結果について
18・04・13
平成18年4月13日(木)、私たちNPOは「安全快適な街づくり」を目指し活動する一環として、皆様とともに隅田川を観察しご意見等を今後の街づくりの参考にするため「見学会」を開催しました。
見学コースは、錦糸町駅前13時30分に出発――水天宮――箱崎地区熱供給センター一一隅田川スーパー堤防――霊岸島の水位標――中央大橋とモニュメント一一リバーシティ21――佃地区を経て月島駅で16時30分頃解散しました。
参加人員は29名でしたが、怪我もなく和気あいあいの内にもしっかりと質問や疑問を投げかけられ、私たちも大変勉強になりました。
また、熱供給センターでは東京都市サービス(株)の方々に、河川水の持つ熱を利用した「地域熱供給システム」について、丁寧に機械類の見学やシステム等の説明をして頂きました。皆様は、その仕組みと省エネルギーの方法に大変驚かれていました。
さらに、隅田川の緩傾斜型堤防の施工箇所を見学した際には、よりよい治水対策の安全性や河川環境の改善の面から、中川等も含め「緩傾斜型堤防による安全快適な街づくり」を早期に整備すべきと訴えておられました。
以上のとおり成功裏に見学会を終了することができましたことを喜ぶと共に、一方で次回に向けて多くの参加者を集める工夫も必要だと反省しています。
次回の秋の見学会は、「白鬚西地区の防災拠点」で行いたいと考えていますので、又の参加をお願い致します。
春うららの隅田川河畔見学会の結果について
平成18年4月13日、地球温暖化防止に役立てようと10年前から実施している隅田川の河の水を利用した地域冷暖房のシステムと、春うららの隅田川河畔のスーパー堤防や近代的都市のリバーシティ21などを見学し、安全快適な街づくりの活動の参考とするためツアーを実施しました。
参加された方は、最高年齢75歳を筆頭に全員で39名でした。ツアーの概略は、錦糸町駅前に集合し、箱崎地区熱供給センター・隅田川スーパー堤防・霊岸島の量水標・中央大橋とモニュメント・リバーシティ21などを経て月島で解散するまでの約3km、3時間の行程を考えていました。
まず出発に当たっては、リボンを参加者の胸に付けていただき、コース全体の概略説明とNPO以外の方も参加されていたので、当NPOの活動も説明しました。
13時30分に錦糸町駅を出発し、最初に箱崎地区の地域熱供給システムを見学しました。東京都市サービスの佐藤所長より、設備全体の説明と隅田川の河川水の「熱」を利用した全国初のシステムの説明を受けました。また、IBMのビルの地下3階にあるセンター室で設備類の説明を受けると共に、環境負荷軽減効果などについても詳しく説明を受けました。
その後、下流右岸を永代橋方向にスーパー堤防をつぶさに見学しました。つづいて新川地区にある「日本銀行創業の地」の碑を見学後、隅田川の最下流部の支川である日本橋川に架かる「豊海橋」に移動しました。この橋は、由緒あるフィーレンデール構造の下路橋で、隅田川を航行する船が支川の名前がわかるように特徴のある橋にしたとのことでした。
次に、力強い男性的な名橋である「永代橋」を見学した後、かつて日本の標高の基準になっていた霊岸島量水標のモニュメントを見学しました。隅田川河口部にあるこの量水標を、実際に見るのは初めてという方が大勢いました。
新川地区と佃島を結ぶ中央大橋は、リバーシティ21のアクセス道路として新しく架けられたつり橋です。この橋脚の上流側に設置されていたのが、隅田川とフランスのセーヌ川が姉妹河川となった記念としてパリ市から贈呈された、「メッセンジャー」というオシップ・ザッキン作の大きな彫刻でした。
リバーシティ21は、元石川島播磨造船所があった所でしたが、都市化の波と船の大型化に伴い、造船所を移転した跡にスーパー堤防と一体的に超高層住宅を建てたという経緯を、石川NPO理事長から詳しく説明がありました。
最後に、佃島に入り戦災を受けなかった古い町並みも見学しました。古い町並みと近代的な超高層マンション群を背景に記念写真を撮影し、16時30分頃解散しました。それぞれ参加者は、充実した内容の説明に満足するとともに、心地よい疲れを感じながら散会して頂きました。