輪中会議とシンポジウム

大規模災害に備えて街を、暮らしを、みんなでどう守るか

~東日本大震災の経験を共有し、広域ゼロメートル市街地での備え方を考える~

平成25年3月23日には足立区の東京芸術センター・天空劇場で交流のある被災地の宮城県南三陸町から4名の方を招き、「大規模災害に備えて街を、暮らしを、みんなでどう守るか~東日本大震災の経験を共有し、広域ゼロメートル市街地での備え方を考える~」と題するシンポジウムを開催しました。このシンポジウムにはコーディネーターとして東京大学生産技術研究所の加藤准教授に加えてNHKニュースウォッチ9のキャスターであり、多くの東北被災地を訪れている大越健介氏を招き、近藤足立区長の挨拶の後、第1部広域ゼロメートル市街地の現状とこれから、第2部で被災生活の経験を共有する、第3部のまとめという3部立てで開催されました。第1部では足立、葛飾、江戸川各区の住民代表による取り組み紹介とトークセッションが、第2部では南三陸からのゲスト4名による南三陸町の現状と被災生活で得た経験、被災生活の中での助け合いについて報告があり、トークセッションが行われました。最後のまとめとして二人のコーディネーターに来賓として出席した波多野荒川下流河川事務所長も加わって、被災された皆さんの経験を参考として災害時の共助の重要性をかみしめつつ災害に備える、このためには常日頃からいざという時に備えて避難方法、避難場所などを各人が心しておく必要があること、現在本協議会が推進している輪中会議の手法を広く各区に拡げ、それを通じて地域住民の防災意識の高揚を図っていくことが重要との結論となりました。会場には3区以外からの来場者も含め350名余りの聴衆が来場し、盛況理にシンポジウムを終えることが出来ました。
この他の本協議会の活動は追って順次ホームページでご報告して参ります。


平成25年3月23日シンポジウムの模様
 
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